不妊症と似ている不育症をご存じですか?精神的なダメージは不妊症以上。

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不育症とは

不育症とは

不妊症」は誰もがご存じだと思いますが、「不育症」というのをご存じでしょうか?これは、妊娠はしても、流産や死産、新生児死亡を繰り返してしまい、結果的に子供を持てない事を言います。

折角妊娠しても、ちゃんと産むことが出来なかったという点では、不妊よりも精神的ダメージが大きいと言われています。さらにそれを繰り返す苦しみは、体験した人でなければ分からないものかもしれません。次の妊娠を考えられるようになるまで、1年以上かかってしまうというケースも少なくありません。何回流産を繰り返すと不育症と呼ぶかは、学会でも決まっていません。一般的には2回連続した場合は不育症を診断され、原因を探す事になります。

ですが、たとえ2、3回続いたとしても、次の妊娠では80%から90%は出産に至っているというデータもあります。ですので、不育症と診断されたからと言っても、出産が不可能とは言い切れません。たまたま流産が続いただけで、本来であれば不育症とは言えないケースもあります。

仰向けの女性

しかし、流産などが続いた場合、精神的にかなりの負担になるので、検査をしても異常が見られない場合は、心理療法が行われることがあります。これにより無事出産までに至ったケースもかなりあるようです。流産や死産を繰り返す原因は、夫婦いずれかの染色体異常が受精卵に引き継がれる染色体異常、着床や胎児の成長に影響する先天的な問題の子宮形態異常、体内のホルモン異常が流産に影響する内分泌代謝異常、自分の生体因子を異物と認識してしまう自己免疫異常、血液を固める働きの異常が流産・死産に影響する血液凝固異常、クラミジアなどの感染症があります。

これらが見つかった場合は治療を行い、流産や死産のリスク因子を下げる事になります。ただし、上記のいずれかに当てはまったからと言って、確実に流産や死産となるわけではありません。ですが、特に感染症などの場合は、生まれてくる子供にも影響がある可能性が高いので、医師とよく相談するようにしましょう。

不育症でも不妊症でも、共通しているのは、年齢が上がれば上がるほど、リスクが高くなるという点です。今は晩婚が一般的になりましたが、治療には何年もかかる場合もあり、気づいたときにはほぼ手遅れだったというケースも少なくありません。妊娠を望むご夫婦は、早めの対応が大切になります。